アレルゲンの検査
アレルゲンの検査
アレルギー疾患ではIgE(アイジーイー)という抗体ができますがこの計測にはRIST法、RAST法による検査の2種類あります。
RIST法
血液の中の、正確には血清のすべてのIgEを計測する方法がRIST法による検査です。年齢とともに上昇しますが、アレルギー体質だとIgEの値は高く、アレルギー体質かどうかを見分ける重要な値となっています。
下記の表はIgEの基準値です。
年齢 | 基準値 |
6ヶ月未満 | 5IU/ml以下 |
1歳未満 | 10IU/ml以下 |
1~3歳未満 | 20IU/ml以下 |
3~5歳未満 | 40IU/ml以下 |
5歳以上 | 100IU/ml以下 |
成人 | 170~200IU/ml以下 |
RAST法
特異な一定の物質に対する特異IgE値の計測法です。RAST検査は、アレルゲンを特定する上でとても有効な検査です。花粉やハウスダスト・食品など、それぞれのアレルゲンごとに、0~6の7段階のクラスに判別します。RAST検査が陰性であっても食物アレルギーを完全に否定することはできません・
下記の表はRAST法の判定基準です。
IgE抗体濃度(UA/ml) | ラストクラス | 判定(+/-) | 判定(陰性/陽性) |
0.34以下 | 0 | - | 陰性 |
0.35~0.69 | 1 | ± | 疑陽性 |
0.70~3.49 | 2 | + | 陽 性 |
3.50~17.49 | 3 | ++ | |
17.50~49.99 | 4 | +++ | |
50.00~99.99 | 5 | ||
100以上 | 6 |
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