13価肺炎球菌結合型ワクチン
13価肺炎球菌結合型ワクチン
現在 7価結合型肺炎球菌ワクチンの予防接種をおこなっています。
この13価肺炎球菌結合型ワクチンは肺炎球菌の13つの血清型を含む乳幼児用のワクチンです。13価肺炎球菌結合型ワクチンのご予約にて予防接種を承っています。
13つの血清型の莢膜(肺炎球菌を覆う糖の膜)それぞれに無毒化したジフテリアトキソイドを結合させているので結合型と言います。結合型ワクチンは、T細胞依存性の免疫反応を惹起することができるため、2歳未満の乳幼児でも十分な免疫をつけることができます。
肺炎球菌感染症とは、肺炎球菌という細菌によって引き起こされる病気です。
この菌は、集団生活が始まるとほとんどの子どもが持っているといわれるもので、主に気道の分泌物により感染をおこします。これらの菌が何らかのきっかけで進展することで、肺炎や中耳炎、髄膜炎などの重い合併症をおこすことがあります。
現在、小児の肺炎球菌感染症に対するワクチンとして「プレベナー(沈降7価肺炎球菌結合型ワクチン)」が使用されており、7種類の肺炎球菌の成分が含まれています。平成25年6月18日に承認された「プレベナー13(沈降13価肺炎球菌結合型ワクチン)」には、新たに6種類が追加され、計13種類の肺炎球菌の成分が含まれています。これにより従来のワクチンよりも多くの種類に対し予防接種による効果が期待出来ると考えられています。
子どもさんの髄膜炎などを予防するワクチンの一つである「肺炎球菌ワクチン」については11月1日より、7価から13価に変わります。11月1日以前に13価肺炎球菌結合型ワクチンを接種することはできませんのでご了承ください。接種間隔などにつきましてはお子様の予防接種を担当されている先生にお尋ねください。
接種対象
2ヶ月以上60か月未満
標準として2ヶ月以上7ヶ月未満の年齢で接種を開始する。ただし、3回目接種については、12ヶ月未満までに接種を完了し、追加免疫は標準として12~15ヶ月間に行うこと。
接種スケジュール
初回接種日の月齢で判断します。
2ヶ月~7ヶ月未満
27日(4週間)以上の間隔をあけて3回接種。
ただし3回目の接種は生後12か月までにうける。それを越えたら接種しない。
3回目の接種終了後、60日以上の間隔をあけて生後12か月以降に4回目の接種を受ける。(標準として、4回目の接種には生後12か月以上15か月未満に受ける)
7ヶ月~11ヶ月で開始
2回+60日後に追加免疫1回(合計3回)
2回目の接種は生後13か月までに受ける。それを超えた場合は接種しない。
2回目の接種終了後60日以上の間隔をあけて、生後12ヶ月以降に3回目の接種を受ける。
1歳~2歳未満で開始
1回+60日後に追加免疫1回(合計2回)
2回目接種後60日以上あけて,12か月月齢後に行います。
2歳~60か月未満で開始
1回(合計1回)
接種料金
公費負担による接種は無料