栃木県宇都宮市の内科,消化器科,小児科,外科のクリニックです.

風しんワクチン

風しんワクチン

 宇都宮市にお住いの方へ
 妊娠を希望する方等への風しん個別医療機関での予防接種費用の助成は、平成26年3月31日で終了しました。
 なお、平成26年6月1日より、宇都宮市保健所では風しん抗体検査を受けたことがない方を対象にして抗体検査を実施しています。対象の方で、検査の結果 「風しん抗体が陰性」の方に対して、予防接種費用の一部が補助されます。下記のページをご参照ください。
 
宇都宮市>風しん抗体検査
宇都宮市>風しんの免疫が不十分な方への風しん予防接種費用の一部補助

 麻しん風しん混合ワクチンは接種をおこなっています。接種を希望される方はお電話でご予約ください。

 

※ 麻しん風しん混合ワクチンの定期予防接種[こちら]

接種の際に持参していただくもの  

  • 保険証
  • 母子手帳(あれば)

接種を受けることができない方

1) 妊娠をしている女性および妊娠している可能性がある女性はワクチンを受けることができません。
 ワクチン接種後は少なくとも2 か月間の避妊が必要です。万が一、ワクチンを接種した後に妊娠がわかった場合は、かかりつけの産婦人科の先生にご相談下さい。なお、これまで世界的に見ても、ワクチンによる先天性風疹症候群の患者さんの報告はありませんが、その可能性が否定されているわけではないので、接種前の注意が必要です。


2) ワクチンを受ける3 か月以内にガンマグロブリン( 血液製剤の一種で、重症の感染症の治療などに使われます) の注射あるいは輸血をうけたことがある人は、免疫が十分にできませんので、接種を受けることを延期する必要があります。また、大量のガンマグロブリンの注射をうけたことがある人は、6 か月程度延期する必要があります。


3) 生ワクチン( 麻疹、風疹、BCG、ポリオ、水ぼうそう、おたふくかぜ、黄熱ワクチンなど) の後は27 日以上、不活化ワクチン( インフルエンザ、三種混合( 百日咳・ジフテリア・破傷風)、二種混合( ジフテリア・破傷風)、日本脳炎、A 型肝炎、B 型肝炎、狂犬病、肺炎球菌ワクチンなど) の後は6 日以上接種間隔をあける必要があります。


風疹ワクチンに限ったものではありませんが、
4) 接種直前の体温が37.5° C 以上であった人


5) 重い急性の病気にかかっている人


6) 風疹ワクチンに含まれる成分( 接種医におたずねください) でアナフィラキシーという重いアレルギー反応を起こしたことがある人


7) 接種医が接種しない方が良いと判断した場合には、接種をうけることができません。


接種を受けるときに注意が必要な方

  接種にあたっては、かかりつけの先生と相談する必要があります。

1) 先天性異常、心臓、腎臓、肝臓、血液、脳神経、発育発達の病気、悪性腫瘍など何らかの病気がある人
2) これまでの予防接種で2 日以内に発熱がみられた人、またはアレルギーを疑う症状( 全身の発疹やじんましんなど) がみられた人
3) これまでにけいれんを起こしたことがある人
4) これまでに免疫機能に異常( 感染症によくかかったり、感染症が重くなったりすることがあります)
があると言われたことがある人
5) 風疹ワクチンに含まれる成分( 接種医におたずねください) でアレルギーを起こすおそれのある人
6) 薬や食べ物でアレルギーを疑う症状( 全身の発疹やじんましんなど) がみられた人
7) 接種当日の体調が普段とちがう人
8) 家族や周りで最近1 か月以内に麻疹、風疹、水ぼうそう、おたふくかぜにかかったことがある人がいる場合
9) 最近1 か月以内に何か病気にかかったことがある人


風疹ワクチンの効果

 風疹ワクチンを接種することによって95% 以上の人が免疫を獲得しますので、ワクチンを接種してからであれば、風疹の患者さんと接触してもほとんどの場合発症を予防することができます。しかし、いつまで免疫が持続するかについては、獲得した免疫の状況や、その後の周りでの流行の程度によって異なります。

風疹ワクチンの副反応

 接種後の副反応は非常に少ないワクチンといってよいでしょう。風疹ワクチンに限ったことではなくワクチン全般で言われることですが、稀に接種後30 分以内にアナフィラキシーという重いアレルギー反応を認める方がいますので、接種を受けた後は少なくとも30 分間、接種を受けた医療機関などで様子を観察しましょう。
 子供さんを対象にしたこれまでの調査では、接種後5~14 日に発熱(37.5° C 以上38.4° C 未満が1.9%、38.5° C 以上が2.6%)、発疹(1.3%)、リンパ節のはれ(0.6%) が報告されています。しかし、通常数日の経過で自然によくなります。
 成人女性にワクチンを接種した場合、子供にくらべると、関節痛の頻度が高いと言われていますが、この場合も数日から1 週間程度で自然に治ります。
 風疹にかかった場合には3,000 人に1 人の割合でみられる血小板減少性紫斑病ですが、ワクチン接種後にも稀(100 万人に1 人程度) ではありますが、認められる場合があります。
接種後2~3 週間は副反応の出現に注意をしましょう。

その他注意すること

 ワクチンを接種した人の咽頭( のど) から接種1~2 週間後にワクチンウイルスがでてくることがありますが、周りの人にうつることはありませんので、妊婦さんの家族の方が接種を受けられても心配はありません。むしろ、妊婦さんの家族で風疹の免疫( めんえき) をもっていない方は、昨年からの流行を考えると、早めに受けておかれた方が良いでしょう。

風しんとは

 風疹は患者さんの飛沫( ひまつ) を介して感染するウイルス感染症で、発疹( ほっしん)、発熱、リンパ節のはれを特徴とします。潜伏期( 感染してから発病するまでの日数) は2~3 週間です。
 目が赤くなるといった症状がみられることもあります。通常、子供では3 日程度で治る病気ですが、稀( まれ) に、血小板減少性紫斑病(3,000 人に1 人)、脳炎(6,000 人に1 人) といった重い合併症がみられることがあります。

大人が風疹にかかった場合の特徴

 関節痛がひどいことも特徴と言われています。1 週間以上仕事を休まなければならない場合もあります。

妊娠初期に風疹にかかった場合の症状

 妊娠初期の女性が風疹にかかると、お腹の赤ちゃんに風疹ウイルスが感染して、先天性風疹症候群の赤ちゃんが生まれる場合があります。感染経路はお子様やご主人、一緒に生活しているご家族からうつることが多いため、ご家族が風疹にかからないよう、ワクチンをうけておくことも大切です。先天性風疹症候群という病気は、生まれつきの心臓病、白内障(はくないしょう)、難聴( なんちょう) といった心臓、目、耳などに色々な組み合わせで障害をもつことがある病気です。

日本における風疹の流行状況

 平成15 年頃から16 年にかけて、日本の各地で局地的な流行がおこりました。これまでの調査から、風疹の流行は初春から初夏にかけて多く、数年くらい続くことが特徴といわれています。毎年1 名の報告であった先天性風疹症候群の赤ちゃんも平成16 年は10 名報告されています。これらのことから、定期接種の期間を過ぎてしまった方においても、風疹にかかったことがない、風疹ワクチンをうけたことがない方は、妊婦さんを、重い合併症をふせぐといった意味で、男性も女性も風疹ワクチンを受けておくことが強くすすめられています。

風疹の抗体を持っていない可能性が高い世代
(1)女性:1979年4月2日~1987年10月1日生まれ
(2)男性:1987年10月1日以前に生まれ。ただし、1960年代以前に生まれた人は風疹の流行により抗体を持っているケースも多い。
平成23年度の感染症流行予測調査によると、20代男性の10%、30代~50代前半の男性の20%は風疹の免疫を持っていない。女性も、接種の機会が一回しかなかった20代以上で、免疫のない人が5%ほどいる。


風しんの抗体を持っていない??

 1995年に、それまで中学校期の女子のみが対象であった風しんの予防接種が、男女とも1歳~7歳半までに変更されました。
 そのため1995年時点で、7歳半~16歳未満(1979年4月2日~1987年10月1日生まれ)だった女性は接種機会がなくなってしまい、1987年10月1日以前に生まれた男性は1995年の風しんの予防接種が始まった時点で接種対象外の7歳半以上だったため接種機会がなかったと言われています。行政機関によってその後の対応はまちまちです。
 厚生労働省は、1995年時点で7歳半~16歳未満だった(1979年4月2日から1987年10月1日までに生まれた)男女1250万人には経過措置を取り風疹ワクチンの接種が勧められていましたが実際に接種したのは490万人に留まってしまいました。2007年度から2012年度の5年間は、風しんの予防接種の対象に中学校1年生、高校3年生の方が対象となりましたが、2013年4月からは従来の接種対象(1歳から、6歳の年齢の2回)に戻っています。
 また、風疹の予防接種をした、風疹にかかったことがある人であっても、時間の経過とともに抗体が弱くなったとか消えてしまうことがあるほかそもそも風疹にかかったというのが記憶違いである場合も多いので注意が必要です。この場合は、抗体検査をしないで風疹ワクチン接種を推奨します。

生年月日別の風しん予防接種制度

 1962年4月1日から1979年4月1日生まれの男性は接種対象外でした。また、1979年4月2日から1987年10月1日生まれの方は、特に接種率が低い世代と言われています。

生年月日接種の対象など
1962年4月1日生まれ接種なし
1962年4月2日~1979年4月1日◇ 1回のみ
女子のみ、集団接種
1979年4月2日~1987年10月1日◇ 1回のみ
中学時、個別接種
ただし1~6歳でMMRを接種した人も
1987年10月2日~1990年4月1日◇ 1回のみ
1~7歳半
ただし1~6歳でMMRを接種した人も
1990年4月2日~1995年4月1日◇ 1回目
1~7歳半
ただし1~6歳でMMRを接種した人も
◇ 2回目
高校3年生でMR
1995年4月2日~2000年4月1日◇ 1回目
1~7歳半
◇ 2回目
中学1年生でMR
2000年4月2日~2005年4月1日◇ 1回目
1~5歳まで
◇ 2回目
小学校入学前にMR
2005年4月2日~◇ 1回目
1歳でMR
◇ 2回目
小学校入学前にMR

※MMR 麻しん風しんおたふくかぜ混合ワクチン
※MR  麻しん風しん混合ワクチン

 2008年4月1日~2013年3月31日までの5年間は、1回目1歳でMR、2回目小学校入学前にMR、3回目中学1年生でMR、4回目 高校3年生でMRを接種。2013年4月1日からは、1回目1歳でMR、2回目小学校入学前にMRとなっています。


風しんの抗体価について

 HI法で、風疹抗体価16倍以下の方が予防接種の対象です。

HI価(倍)国立感染症研究所の換算値(IU/ml)LA価(IU/ml)
85.5326~11
1612.34012~27
3227.52328~60
6461.39061~136
128136.930137~304
256305.422305~



母子手帳より

 お手元に母子手帳があれば、ご確認ください。妊娠10週から14週くらいで血液検査が行われています。ご出産後に風しんワクチンの接種を勧められている方や、既に風しん抗体価の測定を実施している場合に接種を勧められていれば、それに従ってください。母子手帳をみると、下のようにスタンプが押されていることもあったり、検査結果票が貼付されていることもありますし、記載がない場合もあります。

(1)母子手帳に検査結果を書くゴム印がおされている場合。
母子手帳 感染症検査
 ※HCV(C型慢性肝炎ウイルス抗体)  ;(-) 陰性です。
 ※風しん(風しん抗体)         ; 32倍 陽性です。
     → 風しんウイルス抗体あり
  ※・・・


(2)母子手帳に検査結果が貼られている場合。
母子手帳 感染症検査
 ※トキソ抗体(トキソプラズマ抗体)   ;(-) 陰性です。
 ※HBs抗原(B型慢性肝炎ウイルス抗原);(-) 陰性です。
 ※HCV抗体(C型慢性肝炎ウイルス抗体);(-) 陰性です。
 ※風疹(風しん抗体)          ; 64倍 陽性です。
     → 風しんウイルス抗体あり




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