肝炎ウイルス検診
肝炎ウイルス検診
厚生労働省では、平成20年度から、従来行ってきた対策に医療費助成を加えた「肝炎総合対策」を実施しています。
平成20年4月1日から、各健康福祉センターで実施しているB型およびC型肝炎ウイルスの無料検査が栃木県内の医療機関で無料でうけることが可能となりました。
B型およびC型肝炎ウイルスに感染しても症状が軽かったり、まったく症状が出ない場合がおおいため、本人がきづかないことがあります。
このため、多くの方が肝炎ウイルスがからだに住みついた状態(キャリア化)となりますが、その後慢性肝炎となり、さらに一部の方は肝硬変や肝がんへと進行する場合がありますので注意しましょう。肝臓がんは、90%以上が肝炎ウイルスに感染したあとの持続感染によってひきおこされます。その内訳は、約80%がC型肝炎ウイルスによるもので、約10~20%がB型肝炎ウイルスによるものです。
また、肝炎ウイルスに感染しても多くは自覚症状がないことから、肝炎ウイルス検査を受けて肝炎ウイルスに感染しているかどうかを確認することが極めて重要です。
検査方法・検査の種類
検査は、採血(血液検査)で行います。
B型肝炎ウイルス検査(HBs抗原検査)
現在ウイルスに感染しているかどうかを調べます。
C型肝炎ウイルス検査(HCV抗体検査)
現在ウイルスに感染している可能性があるかどうかを調べます。
必要な方に、HCV抗原・核酸増幅検査を行います
。
実施医療機関
栃木県内の健康福祉センターで肝炎ウイルス無料検査を実施していますが、県内の医療機関でも受診できます。当院は肝炎ウイルス検診の受託医療機関となっています。
「栃木県 肝炎ウイルス検査」については
[こちら] をご覧ください。
誰が検診をうけることができるのでしょうか。
原則として、栃木県内(宇都宮市を除く)に住所を有する20才以上の方。ただし過去に肝炎ウイルス検査を受けたことがある方や、健康増進法その他の法令に基づく事業において肝炎ウイルス検査を受診された方は検査をうけることができません。
検査を希望される方は、お近くの健康福祉センターに検査を申し込み、受診券の交付を受けてください。
検診の費用は
栃木県が行うウイルス検診は無料です。検査を希望される方がご自身で手続きをしてください。
宇都宮市の肝炎ウイルス検診については、宇都宮市より送付されたはがき(下)をご覧ください。
- 肝炎ウイルス検査について
「栃木県 肝炎ウイルス検査」については
[こちら] をご覧ください。